静岡に旅行に行った時に、ホテルの部屋から撮った、早朝の富士山です。
当日の天気予報は雨、霞がかかっていて視界が悪い状況でした。
しばらく待っていたら、霞が薄くなって、幻想的な写真が撮れました。
トリミングしていますが、プログで見るには、十分に解像していますね。
さて、今年は、フルサイズミラーレス一眼に移行したエポックメイキングな年になりました。
ちょっと大袈裟かも
また、パソコン、モニタも新調して、レタッチ環境が格段に良くなっています。
来年は、もっと写真を撮っていきたいと思っています。
今年も、かもめ食堂をご愛顧くださりありがとうございます。
来年も変わらず、ご贔屓頂ければ幸いです。
2022年がお互いにとってますますよい一年になりますように。
ズームカー
空気感のある写真
旅行の写真を現像していたのですが、「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」の描写力が、単焦点レンズ並だと実感しました。
そう確信した写真を紹介します。
日の入り前、空がうす明かるい時の写真ですが、凛とした静寂、空気感を感じます。ブルーアワーの色再現がとても良いです。
日の入り後、雲の切れ間から日がさします。
太陽が地平線から顔を出したところを狙いたかったのですが、厚い雲に阻まれて断念。
しばらく待っていたら、雲に切れ間が出来て印象的な写真が撮れました。
こちらも空気感を感じる写真です。
泊まった部屋は、目の前に富士山や海が一望できます。
転落防止のため、窓は少しだけしか開けることができません。
わずかな隙間からレンズを差し入れて撮った写真です。
現像して驚いたのが、まるで単焦点レンズで撮ったような画像だったからです。
24mm、絞り開放(F4)で撮っていますが、周辺部も色収差や流れがなく均質感があります。
ニコンのZマウントは、マウント口径が大きくなり、光学設計の自由度が増しているのか、ズームレンズの描写性能は、単焦点レンズ並になっています。
単焦点レンズのように撮れるズームレンズ、ズームレンズの概念が変わったなと感じました。
南アルプスあぷとライン アプトいちしろ駅
奥大井湖上駅に向かうには、大井川本線から南アルプスあぷとラインに乗り換えます。
千頭駅は、大井川本線の終点であり、南アルプスあぷとラインの始発となります。
千頭駅の風景を撮ろうとしたのですが、乗り換え時間が5分しかなくて、小走りに乗り換えました。
アプト式機関車と連結作業する「アプトいちしろ駅」は、ゆっくり写真が撮れました。
アプトいちしろ駅から奥泉発電所に向かってかかる吊り橋です。昭和10年大井川電力が大井川ダム建設のための鉄道用吊り橋として建設された鉄道橋です。今は、役目を終えて産業遺構として開放しています。
しっかりした作りです。
大井川鉄道ED90形電気機関車
アプト式機関車の連結作業の風景です。
動画で撮影していたので、動画素材内の1フレームを画像として書き出しています。
日本唯一のアプト式鉄道
2本のレールの真ん中に歯車レール(ラックレール)を敷き、それにアプト式電気機関車の床下に設けられた歯車(ラップギア)を噛み合わせ、急勾配の線路を登り降りする鉄道。アプトいちしろから長島ダムの間にある1000分90という日本一の急勾配を運行します。
大井川鐵道
Kenko BLACK MIST No05
Z6II NIKKOR Z 24-70mm f/4 S Kenko BLACK MIST No05
70mm,1/8000,F4,ISO 500
「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」は、シャープな描写でボケも綺麗!!像の滲みもありません。
さらに、太陽などの強い光源にレンズを向けてもフレアやゴーストがほとんど発生しません。
写りには満足しているのですが、あまりにも写りすぎていて、シャープな描写に疲れる時があります。
Fマウントレンズ時代の若干色収差の残るソフトな描写が無性に恋しくなるんですよね。
そこで、コントラストを弱め、逆光や夜景の光を印象的にするソフトフィルターを使ってみることにしました。
購入したのは、「Kenko BLACK MIST No05」です。
ブラックミスト(Black Mist)とは、ハイライトとシャドウのコントラストを抑えて、柔らかい表現にする効果のことを言います。
早速、近くの公園で逆光を入れて撮ってみました。
これです!!光源が淡く滲んで、周辺がソフトな描写になっています。
高級なオールドレンズのような佇まいです。
うまく使えばレンズの隠し味の効果がありそうです。
ソフトフィルターのパッケージに、「映画のワンシーンのように」と書いてますが、その通りの仕上がりです。
しばらく、付けっぱなしにして、効果を確認したいと思っています。
夕方、暗くなってから、商店街の夜景を撮ってみました。
街灯・ヘッドライト・信号、あらゆる光源部に滲みが出ていて、シネマテックな仕上がりです。
雨や雪の日だと、より効果的でしょうね。
Z6II NIKKOR Z 24-70mm f/4 S Kenko BLACK MIST No05
70mm,1/80,F4,ISO 3200
黄昏時
Nikon Z6II Lightroomのレンズ補正
Adobe Lightroomは、「Lightroom Classic バージョン: 10.4 」を使用中です。
レンズ補正のプロファイルを見ると、メーカーの項目に見慣れない、「内蔵」の文字があります。
(モデル、プロファイルにも、”内蔵”の文字があり、グレーアウトしている)
メーカーをニコンにしても、モデルにZレンズが見当たりません。
そこで、Camera Raw がサポートするカメラで、Nikon Z6IIの対応状況を確認しました。
確認したところ、「使用可能なカメラマッチングプロファイル」が、”いいえ”になっています。
※ Nikon Z6は、◯になっている。
“いいえ”の理由が判らないので、Adobe Lightroomのレンズ補正の項目を見直すと、一番下にある、インフォメーションアイコンがあり、「内蔵のレンズプロファイルを適用しました。」と記載がありました。
(i)アイコンをクリックすると、以下の内容が表示されました。
Nikon Z6IIは、ゆがみ、色収差および周辺光量補正は、カメラ側で行うようです。
Z6II活用ガイドの「自動ゆがみ補正」を読むと、カメラ側で補正しています。
さらに、カメラ本体で確認しました。
NIKKOR Z 24-70mm f/4 S を装着すると、自動ゆがみ補正が[する]に固定、メニューはグレー表示で選べません。
このことから、Adobe Lightroomーレンズ補正のプロファイル補正は、カメラ側の補正情報を使っています。