iPhone11で彼岸花を撮ってみました。
撮って出しの写真ですが、赤の色再現も悪くないですね。
被写界深度が深いので背景が際立ってしまいウザいです。
ならば、ポートレートモードで撮ってみたらどうかな
ポートレートモードは、被写界深度を変えられます。(iPhone11は、写真撮った後に被写界深度を変えられます。)
f2.8で撮ってみます。
いい感じにボケますが、リボン状の花弁の間の背景がボケていないのと、長い雄しべや雌しべや茎が溶けて(ボケて)しまって不自然です。
iPhone11のポートレートモードは、2つのレンズで撮影した画像を合成することでボケをつくっています。
しかし、処理する被写体によってはAIが認識できない場合もあり、シチュエーション次第で、合成が上手くいかず、ボケが不自然になってしまうようです。
AI認識、まだまだ改良の余地が、あるんじゃないのかな
彼岸花のように、輪郭線が複雑なものは、上手く撮影できません。
写真の編集で、被写界深度を調整している様子です。
後から被写界深度を調整できるなんて、驚きです。
f値ですが、f1.4~f16まで調整できます。
絞り開放f1.4、高価なレンズですよね。(笑)
f5.6まで絞ってみましたが、リボン状の花弁の間の背景がボケていないのと、長い雄しべや雌しべや茎が溶けて(ボケて)しまうのは、解消できません。
合成段階でボケてしまっているので、変えようがないのかも知れませんね。
ポートレートモードですが、向き不向きがあるようです。
きっと、子供の写真はボケを活かして、素敵に撮れると思います。
<補足>
Appleによると、カメラのポートレートモードでは「カメラセンサーから集めたデータをNeural Engineが機械学習を使って分析」しているほか、「Neural Engineから集めたセグメンテーションデータを使って被写体を背景から正確に区別」することで深度マッピングを実現したことを明らかにしています。
※Neural Engine」とは、機械学習関連の処理に特化したSoCの一部、iPhone X以降の機種に搭載されています。