空気感のある写真

旅行の写真を現像していたのですが、「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」の描写力が、単焦点レンズ並だと実感しました。
そう確信した写真を紹介します。

日の入り前、空がうす明かるい時の写真ですが、凛とした静寂、空気感を感じます。ブルーアワーの色再現がとても良いです。

日の入り後、雲の切れ間から日がさします。
太陽が地平線から顔を出したところを狙いたかったのですが、厚い雲に阻まれて断念。
しばらく待っていたら、雲に切れ間が出来て印象的な写真が撮れました。
こちらも空気感を感じる写真です。

泊まった部屋は、目の前に富士山や海が一望できます。
転落防止のため、窓は少しだけしか開けることができません。
わずかな隙間からレンズを差し入れて撮った写真です。
現像して驚いたのが、まるで単焦点レンズで撮ったような画像だったからです。
24mm、絞り開放(F4)で撮っていますが、周辺部も色収差や流れがなく均質感があります。
ニコンのZマウントは、マウント口径が大きくなり、光学設計の自由度が増しているのか、ズームレンズの描写性能は、単焦点レンズ並になっています。
単焦点レンズのように撮れるズームレンズ、ズームレンズの概念が変わったなと感じました。